てつ男とカー子の旅日記ときどきバレーボール

乗り鉄の夫とドライブ好きな妻の旅の記録。鉄道の旅+レンタカーで日本を色々まわってみたいと思ってます。時々読んだ小説や好きなバレーボールのことも。拍手やコメント待ってます。
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『みかづき』 森 絵都

森絵都は『風に舞い上がるビニールシート』以来だ。
これも考えさせられる作品だったが、
この『みかづき』もたくさんの問題提起がされていた。


私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」
昭和36年。人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。
胸を打つ確かな感動。著者5年ぶり、渾身の大長編。

小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。
女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、
塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い――。
アマゾンの内容紹介より


塾というものが
戦後どういう存在になっていったか
受験戦争
文科省との確執
そして
格差社会

戦後の教育界をまさに「月」のような
存在で彩ってきた塾のありようが
とてもよくわかる。

塾の経営者となった千明の二番目の娘と
同じぐらいの世代の自分は
まさに
「塾」が大きく発展していく波の中にいたのを思い出す。


中学受験するために
横浜の日ノ出町まで週に数回通い
結果的に公立中学に行き、

今度は市内で有名な
先生一人の個人塾に通い
高校入学したら、
同級生の多くがその塾の出身者で

大学受験のために
お茶の水の駿台予備校まで模試を受けに行き
大船には
代々木ゼミナールが新しくでき

大学時代は
個人塾で講師のアルバイトをしながら
多いときで7人ぐらいの家庭教師をし・・・・・・

公立高校で働くようになるまで
「月」なる存在なる塾のようなものに
どっぷりつかって、申し子のようだった自分にとって
なるほど
そうだったのか的な感慨にふけることもできる。

ただ、
人物描写とすると
3代にわたる物語になっているから
少々
はしょってるし、
キャラがたちすぎているかもしれない。
時間の経過も早いので
5年ぐらいがあっというまに
飛んでたりする。

でも
読み応え十分で
本屋大賞2位というのも頷けた


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